読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

alphaの(毎週更新)日記

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

1月第2週(1/11~17)に読んだ本

今週は7冊

所属する「週1でブログ更新する会」の新年会でやけやる気となりブログをまめにするようになったおかげか生活ペースにもメリハリができ、1日1冊ペースで読み進めることができた週でした。

2016年4冊目「高校入試」湊かなえ

ドラマ脚本を後から小説に展開したということもあって小説としては話があっちこっち飛ぶのが気になります。そして主人公は勿論、どの登場人物にも共感できず。デビュー作の「告白」もそうでしたが学校舞台の後味よくない小説を書かれるのは教師経験がある作者ゆえにいろいろ思うところがあるのかなと邪推してしまいました。

高校入試 (単行本)

高校入試 (単行本)

 

 

2016年5冊目「返事はいらない」宮部みゆき

こちらは再読。高校生か大学生の時に図書館で借りて読んでいます。「火車」にハマって宮部さんの現代ものの作品は遡って読んで。少年が魅力的に書かれ、やりきれない事件の中でも心温まるエピソードもあったりと初期から今までを貫く宮部さん作品の美点を再確認しました。ただ描かれている時代がバブル前後なので時代を感じてしまうのはしょうがないですね。東京メトロ営団地下鉄だったり(でもググったら2004年までは営団地下鉄やった…)。

返事はいらない (新潮文庫)

返事はいらない (新潮文庫)

 

 

2016年6冊目「家族シアター」辻村深月

短編集で、微かな毒も含みつつ結末は大団円まではいかないけれど悪くなく描かれた話が詰まった短編集。日常を切り取って見せているようです。毛利さんが宇宙に行く話がうまくモチーフとなっている「1992年の秋空」がほろ苦くも優しい話で一番好き。

家族シアター

家族シアター

 

 

2016年7冊目「真鶴」川上弘美

去年のCREAの本特集でお勧めに挙げている人がおり、その時から気になっていた本。重めの現代純文学を読みたくて喪失と向き合う話なのかなと期待したのですが…。主人公の倫理観と感情の欠落が受け入れられませんでした。夫の失踪ものだと乃南アサさんの「涙」に描かれた前のめりに執着している主人公の方がよいです。同作者の「センセイの鞄」は好ましく読んだのに。あと、真鶴が地名とは知りませんでした。東京に10年ほど住んでいたのに。

真鶴 (文春文庫)

真鶴 (文春文庫)

 

 

2016年8冊目「3時のアッコちゃん」柚木麻子

7冊目で重苦しい後だったので表紙からおいしそうなアッコちゃんシリーズで活字欲を取り戻そうとしました。とにかく仕事することが是だと思っていたこともある身からすると「メトロのアッコちゃん」に頷く。ほんとテンパってたり疲れている時ほど食事が大事よね!と。神戸が舞台の「シュシュと猪」は神戸弁の書き方が鼻についたのは残念(外の人にはそう聞こえるのかな)。食事って大事ね、おいしくて栄養のあるものを食べたらなんとでもがんばれそうと前向きになれる1冊。

3時のアッコちゃん

3時のアッコちゃん

 

 

2016年9冊目「女のいない男たち」村上春樹

若い頃はご本人というよりももてはやす空気が嫌だったこととノルウェイの森は読んだけれど全く理解ができず、読まず嫌いだった村上春樹さん作品。ところが昨年の「村上さんのところ」で野球ネタが取り上げられていることを知って目を通すと、何てシニカルでユーモアで読みやすくいい文章を書く方なんだろうと興味が湧きました。それからちょっとずつ読んでいます。この短編集はタイトルの通りな小説が詰まっているんですがそんな男たちが決してかわいそうでなくむしろ充実して生きているのことに感銘を受けます。

女のいない男たち

女のいない男たち

 

 

2016年10冊目「匿名者のためのスピカ」島本理生

キャッチコピーにあったサスペンス、としては捉えなかったけれど、島本さんの文体に男性視点が心地いい小説。主人公はちょっと女性が夢描く男性ぽいかもしれないけれど、何でもかんでもリアリティがあればいいわけでもないし。主人公は彼女よりも友人との関係性の描かれ方がよかったな。作者の男性視点の小説をまた読んでみたくなる作品。あと、南の島に行きたくなります!

匿名者のためのスピカ

匿名者のためのスピカ

 

 

2016年コミック1冊目「ちはやふる30」末次由紀

コミック履歴も残していきますよー。ちはやふるはやっぱりカルタをしているシーンがいい。昔何で弟たちはドラゴンボールの戦いの繰り返しに夢中になるんだろうなんて思っていたけれど(私には戦いよりその合間の人間関係のやりとりがおもしろかった)、戦いのカタルシスっていうのはこれなのか、と。高校の団体戦は繰り返されているけれど千早も周囲も成長していて繰り返しじゃない対戦で。恋愛はあくまで隅でいて欲しいなこの作品に関しては。

ちはやふる(30) (BE LOVE KC)

ちはやふる(30) (BE LOVE KC)

 

 

第2週まとめ

現代純文学は少し読めたので海外文学、ビジネス書、あたりに手を広げたいところ、というのが第2週の抱負ですね。ただ既に第3週は読み進めてる本で疲れているのが現状。好みの本に割と会えた週だったけれど、あえてお気に入りの1冊を選ぶなら「女のいない男たち」とします。