読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

alphaの(毎週更新)日記

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

読書を自分のものにする 読書術の本(2)

こちらは昨日の記事からの続きです。

一昨日の記事にも書いたように、もともと「読んだら忘れない読書術」を目当てで買いに行ったところ、思わず横に並んでいた「大人のための読書全技術」(齋藤孝・著)も衝動買いしてしまいました。読んだら忘れない読書術に加えて全技術と言い切るこの読書術を身に着けたらどうなるんだろう…被りなしになるかな!と妙にテンションが上がっての購入です。オレンジの表紙が興奮色ということも効いたのかな?

大人のための読書の全技術

大人のための読書の全技術

 

 

全く違うタイプである教育者の著者が公開する読書術

「読んだら忘れない読書術」は表紙に「精神科医が教える」とあったので著者がイメージできたのですが、こちらの書籍はプロフィールを見ました。書籍の著者プロフィールはチェックしてから読み始めるタイプです。
著者は法学部を出た後教育学等も専攻し、現在文学部の教授とのこと。このプロフィールのせいか、こちらの書籍は文学部出身の私が感情的に同意しやすいポイントの多いものでした。

まず、本を読みたいという人、しかもビジネスマンを前提としているため、本を読むことのメリットについては序章で端的に述べてすぐに読書の技術についてを詳細に記載しています。5章に分けて、骨太な説明がされています。

骨太で論理的に量と質の重要性を説く

第1章では、読書のライフスタイルの確立を述べています。こちらは現在ビジネスマンよりは時間が確保しやすいこと、また読書は習慣づいてきたので復職時を見据えた流し読みにしました。
ブログを書くことがまさにそうなのですが、習慣になるまでがまず1つ目の山なので、その第一段階をクリアできるよう丁寧に説明されています。

第2章では量を増やすためには速読が必須であるということで、その必要性と技術が述べられています。「読んだら忘れない読書術」でも述べられていた読書は時間設定をすべきといったことが述べられています。読書を自分の人生に生かすにはそういった姿勢が必要なのだと改めて背筋が伸びる気持ちでした。
続いての第3章で量を増やした後の質の向上について書かれています。印象的なのは音読をすること、ということで文学部の教授の視点が垣間見えます。声を出すことで覚えられ文章を味わえる、という視点は学生の頃自然に習得していた気がするのに忘れていることでした。これこそ平日家にいる現在に実践すべきことです。また、本に書き込みをすることも同じく推奨されていました。

量と質を向上した後の選択、そしてアウトプット

第4章では本選びについて書かれています。量→質→選び方についてという章立ては「読んだら忘れない読書術」と同じで、一定の技術を身に着けるまではとにかく選り好みせず量も質も向上させていくことが大事、ということが伺えます。
余談ですがこのブログも相変わらず試行錯誤ですが、まずは量がないと質の向上に辿り着けない、というのは更新を継続して実感しているところです。普遍的な教えやね。
面白いのはこの選び方の章で、ビジネスマン向けへの読書術にも拘らずハウツー本のみに留まらない読書を推進しています。マンガも名作も古典も。ここも文学部で教鞭をとる著者らしさが出ているようです。ただ、図書館の利用については、読書したことを身につけるには書籍への記入を必須としている教えから、選択の参考と調べものとして推奨されていました。確かに身に着けるとなると簡単なことではないですからね。
最終章ではアウトプットの技術についてです。この章はビジネスマンに向けてという色が一番濃く出ており、コミュニケーションに生かす方法、仕事に生かす方法に焦点があてられていました。在職中に受けたビジネス研修を思い出す感じ。読んでいる時は分かった気になっているけれど目次を見返すと全く思い出せずパラパラと見ても理解できていないと感じたので、再読精読の余地大いにありです。
この書籍にも必読リストがついているのですが、こちらも著者本の紹介はありましたがさほど目立たず、ビジネス本から名作、文系分野理系分野と幅広く紹介されていました。とっつきやすいリストです。既に読んだことある書籍もありました。

まとめ

「読んだら忘れない読書術」で感銘を受けた内容が「大人のための読書の全技術」で明確な輪郭となって浮かび上がりました。医学的見地で書かれた読書術がビジネスや生活で生かす読書術としてくっきりしたという。
2冊の本に共通していたことは

  • 速読とじっくり読むことは本によって使い分けるべき
  • 読む本にはどんどん書き込む
  • アウトプットできるようになってこそ読んだ、となる
  • 読書術で読書が仕事に生き方に反映されるようになるとよい

という新しい価値観をもたらすものでした。活字を読むことは好きなのにいまいち語彙力がなかったり論理的に考えられなかったりという弱点も読書の仕方を変えていくことで改善できる、ということはたいへん励みになります。また、目的を持って読書をしよう、という指摘に冷や汗が出ます。1月に今年の目標を立てた時点ではとにかく量を読みたいと考えていました。しかしそれだけでは自分の血肉になりそうにありません。図書館も積極的に利用するのは変わりませんが、ミステリーや流行本、購入を悩む書籍を借り、手元に置いて身に付けたい書籍、大切な書籍は購入するようシフトしていければ。読書というものを血肉にすべく、改めて量に加えての目標を検討します。