4月第3週(4/18~24)に読んだ本
今週は3冊&年100冊達成!
ペースダウンの1週間。重い本を読んだわけではないので、あまり読まない周期に入っているようです。そして100冊達成。でも100冊程度じゃそれほど何か変わった感もなく。
学生時代の読む周期の時はこれぐらいのペースで読んでいたからかもしれません。でもそのペースって文学部の国文学専攻の学生としては全然だったよなぁ…
2016年98冊目「ホルモー六景」万城目学
鴨川ホルモーの続編。続編というよりは鴨川ホルモーの主人公を取り巻く人だったりホルモーを取り巻く人だったりなのでスピンオフという方が正しいのかも。
歴史とクロスしていたり、京都の街中が前作よりも広く出てきていたりで、軽く楽しく読めます。
数学の問題が1問出てきたのですが、私は全然分からなかったけれど夫に聞いたらすぐ解いてしまってました。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 文庫
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2016年99冊目「授乳」村田沙耶香
村田さんの作品を熱心に読んできたけれど肝心のデビュー作が未読で。タイトルから想像したものとは違ってまさかの女子中学生と大人の男性の話です。デビュー作から屈折した少女の性衝動を書いています。最初の読んだ村田作品が「しろいろの街の、その骨の体温の」で、この話もそのような少女の話なのですがエピソードを積み上げて書かれて(加えて個人的に新興住宅地が舞台ということもあって)納得いく話だったのです。その後、それまでの作品や最近の作品を読んでしっくりくることもあればこないこともありでしたが、いずれもこのデビュー作でテーマにしていることを追っておられるような。
デビュー作を最初に読んでその作家さんの色を心して読むのも1つの読書かもなーという所存。
2016年100冊目「ゲームの名は誘拐」東野圭吾
記念すべき100冊目は何か読みたい本を買ってこようか、どうしようか、(買うとしたら「職業としての小説家」村上春樹、か「教団X」中村文則が気になっているところ)としていたのですが100は通過点だし図書館から借りている積読を読んでしまうのが先やね、ということで。
既読かなーと思っていましたが覚えはないので多分初読。殺人事件モノが読みたい人向きではない、心理ミステリー、なのかな。
東野さんご本人は悪い人ばかりの小説を書きたいということで書かれたそうですが、個人的に利己的な語り手はそんな悪い人には思わなかったかな。リスクも背負いながら行動していたし。
今週の1冊
今週は何となく停滞していたので今週の1冊はお休みです。
地方の本屋さんの取り組みで有名になった北海道いわた書店の「1万円選書」に応募したのですが落選しました。残念。次の募集では当選したらいいなー。