alphaのときどきブログ

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

夏休みこそ読書!今年150冊読んだ兼業主婦が今読みたい本10冊

ブログの更新が滞っている間に実は就職しました。そのためブログキャプションの専業主婦は看板に偽りありとなっていますが、就職活動についてもブログ記事にするまではそのままにしようと考えています。

就職先も夏休みに入りました。ブログが滞っている間に漸く今年読んだ本が150冊を越えたことと再就職を祝って欲しい本をたっぷり買って読もうと考えています。
そんなまさに今個人的に読みたい、そしてお勧めもできそうな10冊を今日は紹介します。

現代文学

教団X 中村文則

最近よく読む中村文則作品に興味を持ったきっかけは実はこの本。去年の秋頃だったでしょうか、又吉さん推薦本ということで平積みになっているのが目についたのです。ただ読んだことのない作者の本をハードカバーで買うのはハードルが高く、その時は見送り、それっきりになっていました。
中村文則作品にだいぶ触れ、悪、生命、を問い掛けてくる作品たちに魅入られた今こそ、この分厚い「教団X」を読む時が来たと言えます。
夏休みというまとまった時間に、分厚く重いテーマの本を読む、なんて贅沢!

教団X

教団X

 

 

コンビニ人間 村田沙耶香

単行本で出ている作品は全て読んだ村田沙耶香さん、芥川賞受賞おめでとうございます!
「殺人出産」「消滅世界」と家族や出産を問い掛ける小説が続けて出版されていましたが、今回はコンビニでバイトをしている女性が主人公とのこと。村田さん自身もコンビニでバイトを続けているそうなのである意味自伝的なのでしょうか。
今までずっと図書館で借りていたよくない読者ですが、記念すべきこの作品を是非買って手に取ろうと思います。
常識、他人の目、こうあるべき、を打破したい人にお勧めな村田沙耶香作品をこの機会に!Kindleでも買えるのは嬉しいですね。(でも本を買いそうな私)

コンビニ人間 (文春e-book)

コンビニ人間 (文春e-book)

 

 

職業としての小説家 村上春樹

村上春樹の自伝的エッセイ。ファンではない、けれど気になる作家村上春樹。好きな人も嫌いな人も興味のない人も、現代でこれだけ人を惹きつけている作家のことを知ることは、現代文学を知る一つの手掛かりとなりそうな本。
刊行時に手に取りそびれ1年経ってしまいましたが思い立ったが吉日です。
夏休み、旅行気分、と考えると、昨年末に刊行された

を旅の移動中に読むのもよさそうです。

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 

海外文学

ニュークリア・エイジ

海外文学好きの友人が、私でも手に取りやすそうな、物語性、ドキュメンタリー要素の強い小説をいくつか紹介してくれたのですが、その中の1冊。
ヴェトナム戦争の話、とのこと。重そうですね…。それでも夏のこの時期にそういった題材の小説を読むのは悪くない気がします。

ニュークリア・エイジ (文春文庫)

ニュークリア・エイジ (文春文庫)

 

 

パルムの僧院

大学卒業時に、同じ時に退官する恩師が、研究室を片付けておられて、本を教え子に譲っておられました。
研究者の卵でも何でもなく、先生から本が欲しい!だけの気持ちでねだったところ、alphaちゃんが好きそうな海外文学と言って譲ってくださった本なんですが、えっと、15年以上積読してきましたごめんなさいごめんなさい。
Amazonのあらすじによると激しい恋の話のようですね。恋愛小説好きなのに恋愛小説をここまでピックしていませんでした。夏こそ恋の話もよさそうです。Kindleでも読めるので私と一緒に読みましょう。(何様)

 

パルムの僧院(上)(新潮文庫)

パルムの僧院(上)(新潮文庫)

 

 

パルムの僧院(下)(新潮文庫)

パルムの僧院(下)(新潮文庫)

 

 

近代文学

吾輩は猫である

ベタな日本近代文学を読んでいない国文学ゼミ出身なの、Web関連の仕事しているけど自分サイトを持っていない感と似ていますね…
実はほとんど漱石スルーしてました(恥)。ブログの言葉選びと文学の言葉選びは異なるところもあることは理解した上で、それでも私は日本文学を下地にした言葉を使える人でありたい。
そう考えると漱石の作品は主なところは読んでおきたい、という想いです。
有名で猫が主人公のこの作品は手軽に読めるのではないでしょうか。

吾輩は猫である

吾輩は猫である

 

 

人間失格

文庫フェアで去年買って途中で読むのを止めてしまった作品。現代作家は割と太宰治をよく言う傾向にある気がするのですが(社会現象になった綿矢りささんや又吉さんが言っているからそう聞こえたのかな)全然かすりもせずに大人になってしまった私。
今読んでも1つの文学作品としてしか捉えられない気がしますが、それでも読まないよりはいいのかな、と。名作に触れてこそ夏休み!

人間失格

人間失格

 

 

ビジネス書

嫌われる勇気

本当は、自己啓発書の類はあまり好きではありません。自己啓発書に頼るより文学作品を読んで自己を見つめたい。そんなあっさり悩みなんて解決せーへんやろ、という冷めた目なのかもしれません。
けれど、一方で、時間がない社会人が、簡単な方法で日々が少し楽になるのならばそれもありかも、とも考えます。
新しい環境で仕事を始めて1ヶ月。仕事よりなにより、社会生活への適性が落ちているなと感じた1ヶ月でした。対人力(それがコミュニケーション能力なのかしら)というか。そんな現状を打破するために読んでみたい本。

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

再就職して思うことは、私、切り替えが下手だな、ということ。仕事のストレスを家に引っ張ってしまう。これじゃあもったいない。
あるところで紹介されていたこの本を是非手に取って夏休み明けからはリフレッシュして仕事したいものです。

 

いちばんやさしいWordPressの教本

ブログ会合宿での刺激と、Webを専門にしているわけでない方が自サイト構築のためにWordPress勉強してちょっとなら触れます、という話を立て続けに聞いたこともあり、いい加減WordPress使える人になろう、と決心した夏(1年ぶり3回目)。
いちばんやさしい、これ重要。できないことじゃなくやらないことが恥ずかしい、をモットーに勉強します。

個人的にはWeb関連の本は何を読んだらいいのだろう、とちょっと迷子状態です。でも!Kindle Unlimitedで読める本をブログ会の精鋭hatsukaちゃんがリストアップしてくれています。(入れ替えがあったというのも目にしたので、読めなくなっているものもあるのかしら…)いっそのこと読んだことのない本、伸ばしたい分野の本を手当たり次第読んでしまうのも1つですね。

hatsuka.info

 

ここに挙げている以外にも読みたい本、買いたい本、積読本、がありますが
そして図書館で予約している本も夏休みで回転がよいのか、いくつも借りられそうで、嬉しい悲鳴をあげています。
この1週間でどれだけの世界を覗けるのか、新しいことを覚えられるのか…いい夏休みにします。

皆様もよい夏休みを。