「フェルメールとレンブラント展」京都開催
最終日に駆け込み
少し前ですが、「フェルメールとレンブラント展 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち 世界劇場の女性」京都市美術館の最終日に駆け込みました。昨年「マグリット展」「ルーブル美術館展」を見に行った際に予告がしてあったので気になっていたので。
西洋美術史については全く詳しくありません。でも絵を観るのは好きです。何十年、何百年、時には何千年という時を経て現在に残っているものを観ることができるのはそれだけで意味がありそうで。凡庸な感想しか持てないんですけどね。
会場は新年明けの平日ということもあるのか最終日でも予想よりは混んでいませんでした。
オランダ黄金時代
展示は4パートに分かれていて一番広く展示スペースが取られていたのは「オランダ黄金時代(17世紀)」を中心とした絵画でした。そう言えばオランダが栄華を極めていた時代があったなーとぼんやりと世界史を思い出しつつ。旅行でオランダに行ったことがないのも手伝ってかあまり馴染みがない空気感でした。解説にあった当時風景画や静物画は人物画より下に見られていたがその傾向が変わっていったというのは驚きでした。
お目当てのフェルメール
フェルメールのことを詳しく知っているわけでないのに東京でフェルメールを観てから気になってしょうがない画家です。(Wikipediaのフェルメールの来日した作品を見る限り2007年の「牛乳を注ぐ女」の初来日を観たのかと)Wikipediaで読んだことぐらいしか知らないけど。美術関連の新書や文庫って勝手に自分で一線ひいて手を出せてなくて。挑戦すればいいだけやな(笑)
何故気になるのかなぁ、牛乳を注ぐ女の真っ青さと光加減に捉えられたのかも。難しい理解はできない品のある鮮やかさが好き、でいいのかもしれない。
そんなフェルメール作品「水差しを持つ女」の前は人だかりができていましたが、それほど待たずとも目の前で観ることができました。真っ白でないのに明るい白の壁と女性の青の服とガラスに水差しの色と。物語世界に入ったようでうっとりしてしまいます。離れてから観ると遠くからでもそこだけ光が射しているようだったのが印象的でした。
美術館展のもう1つのタイトルであるレンブラントは出口の手前に弟子の作品とともに展示されていました。レンブラントの作品「ベローナ」は明暗がくっきりとして落ち着いた光沢感と佇まいがあるように見えました。
巨匠の絵を遠出せずとも観る機会に恵まれてよかったです。
ポストカードが定番
昔から美術展に行くとポストカードを自分用おみやげに買って帰ります。整理したらいいコレクションになりそうと思って。行った記憶を留めておけるのもいい。気に入ったポストカードは2枚買って友人に葉書を送るのに使えるようにしています。手紙を本当に書かなくなったけれど。
今回はフェルメールを2枚、あとは1枚ずつレンブラント、ダウの「窓際でランプを持つ少女」、スホーテンの「果物のある静物」。
京都では終了してしまいましたが東京でまさに開催中!音声ガイドが朝ドラの新次郎さん(玉木宏)なのが気になるところ。
2016年はどれだけの展覧会に行けるかなー!