alphaのときどきブログ

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

文学部を出てWebディレクターになってよかったこと(1)

文学部不要と言われると悲しい

3月になり大学入試も後期試験を残すのみという時期、そして就職活動解禁という時期ということで、ふと自分の入試や就職活動が懐かしくなった最近でした。

懐かしくなっただけでもう1度受験勉強や新卒就職活動をしろって言われても辛いけども。
少し前に国立大の文系学部廃止論が出た際に知人に国立の文学部など消えるべきとはっきり言われて悔しくて、でも論破もできず。現時点でも論破できる論もデータありません。

ですが、一個人として文学部を出てWebディレクターになってよかったこととは何だろうとふと思い今日から徒然と記事にする次第です。
あくまで15年前の新卒就職した私の話であり、現在の就職活動とは異なっている箇所も多々あると思われます。一個人の体験談ですが、文学部出身に誇りを持ってWebディレクターになることに躊躇しない後輩が出てきたら嬉しいなあと僭越ながら思うのです。

文学部を選んだ理由

本テーマを書くにあたっては、まず私が文学部を選んだ理由を5つ記しておきます。

  • 文章を書くことが好き

好きでこのレベルぅ!!と突っ込まれそうで怖いですが20年近く前のことなのでご寛容を。文章は書かないと本当に書けなくなる、単語も出てこないということをブログを書き始めて実感しています。言い訳はまあいいか。
元々大学に行きたいと全く思っていなかったのですが、18の時点で食い扶持が確保できなかったことと専門学校ですぐに就職に繋がる希望分野がなかったこともあり、せっかくならと好きなことが出来そうな学部を志望しました。

  • 本を読むのも好き

大学に入って私のレベルで本を読むのが好きって言ったらあかんわ、と痛感するんですが井の中の蛙だったので。少女小説を中学生の時に読み、高校時代は読まなくなっていたけれど雑誌「オリーブ」で取り上げられていた山田詠美を読み始めました。全然読んでないな。
あとは古典が全く出来なかったので、現代語訳をたくさん読んで、それで回答できるように対策してました。昔から横着気味。

  • 国語教師の推し教授がいた

国語の担当の先生も地元の大学の出で、授業中に「○○先生の授業は本当にいい、国文学近代を極めたいならあの大学に行くべき」と授業中に話をよくされていました。その先生の授業の小話が楽しく、楽しい授業をする人が楽しいという授業なら楽しいんだろうな、と単純に。洗脳されやすいですね。これは文学部を選んだ理由というよりは出身大学を選んだ理由になっちゃうかな。

そのせいか担任ではなかったのですが、合格報告に行った際にとても喜んでくださいました。そして実際に授業は楽しく今に繋がるまでの人間関係も構築できました。

  • 出版社に就職するなら有利そうと考えた

全く就職状況も調べず出版社イコール文学部という短絡思考。実際に有利なのは首都圏の大学というのは就職活動してから知るんですが。でも同級生には大手出版社に決まった人もいたので外れてはなかったのかも。

  • 文学部以外の学部に全く興味が持てない

国際、外国語系に興味がなかったわけではないですが、そこから自分の将来が全然つながりませんでした。かっこいいーというイメージ以上の将来像が浮かばなかったので。理数系は好きでないから理系はまずなし、経済系も全く興味が持てず、弁護士も公務員もなるつもりもないから法学もないと。
本当に他に勉強したいことがなくてこれしかないっていう感じでした。

 

と、私自身は文学部に行きたくて行きました。なので他の学部に行っていれば今頃年収何千万のサラリーマンだったとか一起業家になっていただろうなんて全く思いません(想像が図々しい)。

今日はまず最初の部分を記事にしました。来週、こんな文学文学うるさい(の割に読んでもない)18歳がいかにしてWebディレクターになり文学部でよかったと感じたのかということを記事にしていきます。