秋の京都には若冲展が!の前に夏の終わりに「生誕300年記念 伊藤若冲-京に生きた画家-」を観に行きました
ダリ展の後にはしご
始まることは知っていたし行くぞと決めている展覧会なのに前売りチケット買うのを忘れてました…。しょんぼり。
こう宣言して行ってブログを書くことまで強制するのも1つのブログの使い方!
ですがこの若冲展の前に、京都市美術館の近くにある細見美術館でも若冲の展覧会が開かれていました。
からの続きです。ダリ展を観た後の六盛茶庭にて、そう言えば細見美術館で若冲に関する展覧会が開かれていたことを思い出しました。
近くにいるからもう1件はしごするか、ダリ展の何とも言えないこの感触を忘れないようにはしごは止めておくか、悩みつつ、開催期間を調べてみると、もうあと1週間(その時点で)ほどで終わりと。
これは行くしかない、とはしごすることに。
ということで、ということで「生誕300年記念 伊藤若冲-京に生きた画家-」に行ってきました。もう開催終了してだいぶ経っており完全に遅レポですが。
ゆっくりと若冲の作品を観る
と、行くことをあっさり決意した割に、実は若冲のことを何も知らないのでした。(ぇ
春に東京で開催されていた若冲展がものすごく行列だなんてニュースは目にしていて、話題になっているなー、という認識と、若冲生誕300年のポスターなど告知をいくつか見たぐらいでしょうか。告知ポスターのおかげで京都の人ということは知っていましたが、それ以外の予備知識はなし。
いつも通りミーハー全開でいざ鑑賞。
ダリ展は平日にもかかわらず混雑していましたが、こちらはすんなり入れました。人もぱらぱらなので、1つずつの絵をゆっくり観られてよかったです。
ヘチマの絵が好き
中に入ると若冲の作品を年代ごとに追う構成で展開されていました。若冲、伊藤若冲は京都の錦小路の青物問屋に生まれ、若い頃は家の商売を継ぐも40歳の時に隠居し、絵を描く人生を送った画家、との紹介がありました。
40で隠居!も、もうすぐ私も隠居の年齢なの(違)。勿論当時の40と現代の40の位置付けは違うことは理解してはいますが、それでも当時としても早いうちの隠居、そして絵を描く人生を過ごしたということ。それまでも絵は描いていたけれども隠居後に作品をどんどん増やしているということ。
その事実につい明るい気持ちになりました。隠居する前からもの積み重ねがあることは承知の上で、人はいくつになっても、クリエイティブで有り続けることは可能なんだな、と。
生涯描き続けた鶏をはじめとした生き物の躍動した絵も好きですが、緑が鮮やかなヘチマを描いた「糸瓜群虫図」が特にイイ! ヘチマだからおいしそう、とは違うのですが、思わずもぎたくなるような、そのままじっと見続けていたいような…。しばらくその場を離れられませんでした。
グッズ売り場ではついあれも買いました
細見美術館は館内を移動する時、外に出るような形で地下に降りて次の展示室へ行きます。この空間が好き。
最後まで観た後、グッズ売り場に。もちろんヘチマの絵葉書はゲット。保存用と使う用と2枚買い。なかなか最近葉書使わないけれど…。