alphaのときどきブログ

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

私がWebディレクターとして再就職したい理由

こちらはWebディレクション Advent Calendar 2015の記事になります。

21日目担当のalpha(id:alpharuha)です。

もともとの仮題は「Webディレクションのスキルについて考えてみた」で登録していました。そうしていたのは派遣Webディレクターとして職場見学(という名の面接)でお祈りされた理由が「お持ちのスキルと求めるスキルが合致しませんでした」ことによりスキルって、なんて考えたことによります。
けれど既にスキルについては多く書かれていて、理路整然としてる…! うん、うまく書く自信がなくなった☆、じゃあWebディレクションのお題で書けることって何だろう、となった時、これだ、となったのが表題です。

私の経歴

就職難の90年代末期、ミーハー志向で就職活動をしたところ悉く不採用、何とかひっかかったマルチメディア制作会社に就職し、地元神戸から上京。Web制作だけでなくCD-ROMも作っていた時代でした。
全く志もなく、Webって何HTMLって何Adobeって何状態で入社。1年間のOJT後プランナーとなる予定が組織改編でディレクターとして働くことになりました。制作を全く経ずにディレクターになったためお察しディレクターだったかもしれませんが、周りに恵まれ様々な案件を経験しました。
2011年以降は、結婚に伴い関西支社に異動し、変わらずディレクターとして勤務。自身の年次や支社規模もあり当然ながら責任も大きくなりました。ずっと勤めるんだろうな、とぼんやりと思っていましたが、仕事以外で立ち行かなくなることがあり、それを気にして仕事にも身が入らなくなり、これはもう自分に戦力外通告しなければいけないと考え、今年の3月いっぱいで自己都合退職。
専業主婦をしながら立ち行かなくなっていることをクリアしようとしていました。

職業訓練に通って

有給消化も2か月あり、4月には、あれ、家事だけだと結構時間あいてるなぁ、と1日のペースがつかめてきたため、職業訓練に通うことにしました。様々なコースがありましたが選んだのは「Webクリエータ科コース」。ずっと制作を不勉強なことがコンプレックスだったんやな、って気付きました。
授業で一通りWebデザインとマークアップの授業が終わった後、グループワークがありました。何を思ったかグループの中で私はディレクションをしたい、と立候補し、グループリーダーになりました。グループでどういったサイトを作るかの話し合いでは意見もぶつかり合い、授業なのにうまくまとめられないことにもどかしさも感じつつ、話して話して着地点が見つかった際には、ほっとしました。そしてかつてお客様や制作メンバーと着地点が見つかった時のことを思い出しました。

そして、このうれしさをまた現場で、仕事として味わいたい、と自然に思っていることに気付きました。

退職する時に、もうWebディレクターとしては再就職は難しいかもしれない、再就職時は稼げるなら仕事は問わない、そう覚悟を決めて退職したはずなのに、3か月で考え翻している自分にあきれつつ、経歴を生かせる仕事がしたい仕事ならそれはそれでいいのかもな、と思ってます。
そもそも嫌なら14年も続かなかったよな…ということなのかもしれませんが(気付くの遅い)。

またWebディレクションがしたい

Webディレクションという言葉が示す仕事内容は会社によって様々なのが現状なのではないかな、と思っています。なので冒頭のWebディレクション経験を買われて面接しても不採用ということもあるわけで。

その仕事の中で、私がまたWebディレクターとしてまた働きたいのは、

お客様とサイトの立ち上げについて打合せをし計画立案すること、
計画立案を実際に制作、開発メンバーと作り上げていくこと、
実際出来上がったものに対するお客様、エンドユーザーの反応、
これらを味わえるライブ感

がたまらなく好きなのです。
お客様は自社製品やサービスのプロ。制作や開発メンバーはデザイン、マークアップ、システムのプロ。そんなプロとプロを結びつけるプロでありたいからです。
結局のところ就職活動時のミーハー志向から変わっていないのかもしれません。プロの仕事でそこから生まれるサイトやサービスを送り出したい。

これから

と、Webディレクションの仕事で好きなところを書いておきながら、現状長期就労が確実でないため、就職活動はいったん止めています。ブランクがあくことに不安だらけですし、経済的にも心配ですし、年齢もあがればあがるほど厳しくなる現実も。ただ不安不安と言っていても不安はなくならず増幅するだけなので、来年は勉強の1年にしていければ。