alphaのときどきブログ

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

夏休みに読みたい本10冊をリストアップした結果

夏休みのはじめに自分で自分を煽るべく、読みたい本リストという名の読むぞと決めた本のリストアップをしました。

alpharuha.hatenablog.com

夏休みが終わって久しいですが、せっかくリストアップしたので、結果を報告します。

残念な結果に…

内訳は次の通り。

夏休み期間内に読了

  • コンビニ人間
  • 自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術
  • 夏休みが終わってから読了
  • 職業としての小説家

今読んでいる最中

手つかず

  • 人間失格(去年の夏数ページ読んでそれっきり)
  • 教団X
  • パルムの僧院 上・下
  • ニュークリア・エイジ
  • いちばんやさしいWordPressの教本

なんと期間内読了が2/10と、試験だと容赦なく落第やでこれ…
正直、リストアップしたものの、10冊読むのは厳しいだろうな、とも考えてはいました。ただ、それでも5冊は読み終え、残り5冊を秋の読書シーズンまでに消化ぐらいには持っていけるだろう、と考えていたのですが、、。

ちなみに、図書館から借りていて返却期限が迫っている等でリストアップしていないけれど読んだ本は7冊でした。これは、したいことを優先してしまう性格が出てしまいました。読書は勿論読みたい本を読んでなんぼ、ではありますが、ブログ記事にして一つの目標にしているのであればそれは達成するように動かないと本当はいけなかったですね。

これからも長期休暇があるので、目標達成できなかった原因をもう少し考えてみました。

目標達成できなかった原因

  • そもそも目標として自分のキャパシティとしては現実的ではなかった(専業主婦時代に現代日本文学を1週間で10冊超読めたのが最大冊数、そしてそれだけ読んだ時は活字を読むのがしんどくなったので読める容量は限度があるのだなと実感していた)
  • どうしてもライトな読み口なものに手を出しがちとなってしまい、苦手なものを後回しにする悪癖
  • 夏休み、予定もある中で日常の読書をどれだけ組み込めるかの見通しが甘かった

それでも、一人煽り一人やらかしとなったけれど、目標を立ててよかった!と感じています。

目標を立ててよかったこと

  • 思い切って本を買った!図書館でたくさん借りて自分に合う作品に出会って買うのも1つの楽しみ方だけれど、本を所有するうれしさよ
  • いつも休みは本を読もう、と思いながら、思って終わりになっていたけれど、読もうとするきっかけになった
  • 長期休暇にどれだけ読めるのかの目安になった
  • リストアップした以上期間内に終わらなくても読まないといけないと思えた、積読解消か
  • 旅先に本を持っていくのが重いという理由でようやくKindleに挑戦するきっかけになった(今更…)
  • バスで本を読むと車酔いしていたけれどKindleだと酔わずに読め、有効に時間が使えることもわかった
  • リストアップし、読むと決めて読書すると本の中身もいつもより頭に入った…気がする

読んだ本の感想少し

読んだ本ですが、「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術」はレビュー記事をアップする候補です。今まで自分で疲れる仕事の仕方をしていた…!考え方と行動を変えて疲れなくできるところもある、と思って。
そして「コンビニ人間」は、村田沙耶香さんの単行本を全て読んだだけに、今までの作品と違うような、いや根底に通ずる世界観は同じなのか…という見方もできて。深く深く読むこともできるし、純文学だけれど、エンターテイメント的にも読めてしまいます。常識ってなんだろうね、と。
純文学ってとっつきにくい、という人も手に取りやすい!
秋の読書シーズンに、是非。

コンビニ人間

コンビニ人間

 

 

ボリュームを分かり易く!と今回リストアップした本を撮りました。

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自己啓発本2冊はKindleのため写っていません。そして「ニュークリア・エイジ」が手に入らない…。絶版ではないはずだけれど。「教団X」こう見ると本当に分厚い。これから秋までに読めるのでしょうか。

そして何よりWordPress本読むの早よw

副産物?年季の入ったパルムの僧院

そして、恩師よりいただいていた「パルムの僧院」の奥付を見るとまさかの昭和37年十七刷で定価110円!(もちろん税の表記などなし!)…私よりだいぶ年上!50年前!
いただいた時にレトロだなー、私が生まれた頃に出た文庫かなと思っていたのですがそれ以上でした。仮名遣いも現代じゃない。でも現在Kindleになっているものも訳者は同じなので(仮名遣いは現代になっているあろうけれど)訳は新しくはなっていないと思われます。
1冊の本がこうして人から人へと渡っていく、それもまた一つの楽しみ方なんだなーともしみじみした夏の終わりでした。
年末には今年読んだ本アドベントカレンダーに参戦したいと考えています。その時までにこれらの本を積読解消できますように!

 

8月末までの限定開催!糺の森の光の祭in下鴨神社に行ってきました

夏休み最終日の夜に糺の森の光の祭へ

夏休みに読みたい本をリストアップして読書に励みつつオリンピックも見つつ割とリフレッシュに充てて過ごした夏休みでした。

夏休みも終わりとなった日曜日、名残惜しい気分で、手軽に行けるところに出かけるべく、Facebookで知った「糺の森の光の祭」を見に行きました。

light-festival.team-lab.net

何故興味を持ったかというと、

  • チームラボが仕掛けるイベントに行ってみたかったけれど、遠方が多かった気がするのでこれはいい機会
  • 下鴨神社に行ったことがないような気がする、確実に京都に越してからは行ったことがない
  • 手軽なお出掛けで納涼気分が味わえそう
  • ブログネタになりそう

といった理由が挙げられます。


下鴨神社への行き方は事前にチェックしておきたい

開催時間18時から、とありましたが、明るい時間に光のイベントを見ても面白くないしなーとのんびりと向かいました。
京都市バス糺の森のバス停で降りたけど、全く近くありませんでした(近道が分からなかったのかもしれません)。
京都だから何とかなるだろう、イベントだし何人かは同じ方向に向かうのでは、等と思っていましたが、そんなこともありませんでした。
ちょっと時間をロスした感もあり、行ったことのない場所の周辺の詳細アクセスは予め調べておいた方がよかったな、とこれは反省事項です。

有料イベントの呼応する球体の列はどこまでも

今回のイベント詳細は冒頭のイベントサイトを、大きく2つあって、無料エリアの「呼応する木々」と入場料が必要な「呼応する球体」があります。せっかく来たのだから有料の方も見たい、ということで列の最後尾に並びました。

時間は18時40分。森の中に入った途端薄闇ではありますが、まだ暗くはありません。係員の方によると、まだ明るいのでイベント自体が開始しておらず何時間待ちとは明言できないとのことでした。
並ぶ時間の覚悟のためにあらかじめTwitterで検索していた限りだと、前日の土曜日は1時間~1時間半ぐらいの並びというツイートがありました。だいたいそれを目安に覚悟しました。

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明るい、とは言え森の中は光があまり射していないため、呼応する木々のライトアップは始まっていました。雰囲気のある中で並ぶのは悪くありません。参道で4列並びで待っていました。

徐々に暗闇へと変化する空間を愉しんだり、現実的にポケモンGOを楽しんだり(ポケストップがいくつもあるので並んでいる間も割とゲットできます。レアなものはゲットできませんでしたが)、Kindleで読書したり、割と時間はつぶせました。

4列→2列となる細い脇道

列が進むと、参道から外れた脇道に2列となります。蛇行するような形。この道が結構暗いです。一応ライトはありますが、不気味でした。
またこの道は細いこともあるのか、ベビーカーや車いすで並んでいる人は私が見える範囲ではいませんでした。待ち時間も長いのもあるのでしょうか。
この脇道に入ると割と流れよくすいすい進み、並んでいるうちに入場料の500円を支払うと入場券代わりの団扇をもらえました。これだと入場券チェックの必要もないですし、蒸し暑い気候の中ありがたかったです。

そしていざイベント会場へ

そして20時。1時間20分待ちで待ちに待った入場を許可されました。中心にあるお堂を写真で撮るか、球体に触れるかで、悩んだあげくぼーっとしてしまいましたが(苦笑)、焦らなくても大丈夫でした。
会場にいるのは一人15分です、という呼びかけがなされていて、マナーよくそれに従って入れ替わっていましたし、実際、15分で充分に楽しめるようにもなっています。写真をたくさん撮りたいとなるとちょっとわかりませんが(私はスマホカメラでささっと撮るぐらいなので)。

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一人で写真を撮っている人もいました。

球体は球体は大きいビーチボールなので触って感動というのはなかったのですが、写真を撮っている間にも色が変わり周囲も変わる様が幻想的でした。
触って体験するのもよしですが、私個人的には、中央のお堂の裏側から見るのがよかったです。周囲に人が少なく、全体をぼーっと見ることができるので。暗闇の中シャッターを切るのは難しかったです。

夫に写真もいいけれど変わっていく様がよいので動画の方がいいんじゃ?と指摘され動画を1分ぐらいは撮ってみました。が散々な出来だったので動画は公式サイトのものを…

あと、中央のお堂が混雑していてもはずれのお堂はあまり人が集中しておらずゆっくり見ることができるので穴場でした。

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と、幻想的な雰囲気を十分に楽しんだのですが、肝心なことを押さえず見ていたことを帰ってから知りました。イベント名、呼応する球体なんですよ、呼応。
球体を触ることにより周囲に影響を及ぼす、というところを全然意識してませんでした!!イベントに行ったのにもったいない…。
アクセスといい、概要はちゃんと押さえて行こうね、という教訓です。

木々に鳥居のライトアップもせっかくなので

帰りもせっかくならば、楼門を出たところの鳥居色を味わっていくのがよいと思われます。私は並び疲れたのですたすたと帰ったのですが、お土産スペースも混雑していましたし、かき氷も繁盛していました。そのあたりも楽しむと更にイベントに行った甲斐がありそうです。下鴨神社の近くにおいしいパン屋があるという話を友人から聞いたこともあり、下鴨神社周辺も散策するのもよさそうです。

最後に

このような感じで夏休み最終日のイベントを楽しんできました。ここまで書ききれなかったことを、最後に書いておきます。

幻想的で素敵でしたし、おもしろいイベントだったのですが、昼の下鴨神社を知っていると昼との違いがくっきりして、なおよかったのではないかな、と見ながら思っていました。なので下鴨神社に詳しくなくてこのイベントに興味を持った方は是非明るい時間の神社も見ることをおすすめします。

また参道は砂利道なので底がうっすいサンダルで行ったところ帰宅すると足裏が砂埃まみれでした…。暑いけれどスニーカー等の方がいいのかも?

また呼応する球体の観覧受け付けは混雑具合によっては締め切ることがあるので、どうしても見たい場合は余裕を持って行く必要がありそうです(私の行った21日は20時には締め切られていました。もっと早くかもしれません)。これは下鴨神社Twitterで予め注意喚起されていますが、何時までというのは日によって変わるので何ともいえないですね…。

そして呼応する球体の公開は残り今週の土日だけとのことなので、興味がある方は是非この機会に! 呼応を是非確かめて!

夏休みこそ読書!今年150冊読んだ兼業主婦が今読みたい本10冊

ブログの更新が滞っている間に実は就職しました。そのためブログキャプションの専業主婦は看板に偽りありとなっていますが、就職活動についてもブログ記事にするまではそのままにしようと考えています。

就職先も夏休みに入りました。ブログが滞っている間に漸く今年読んだ本が150冊を越えたことと再就職を祝って欲しい本をたっぷり買って読もうと考えています。
そんなまさに今個人的に読みたい、そしてお勧めもできそうな10冊を今日は紹介します。

現代文学

教団X 中村文則

最近よく読む中村文則作品に興味を持ったきっかけは実はこの本。去年の秋頃だったでしょうか、又吉さん推薦本ということで平積みになっているのが目についたのです。ただ読んだことのない作者の本をハードカバーで買うのはハードルが高く、その時は見送り、それっきりになっていました。
中村文則作品にだいぶ触れ、悪、生命、を問い掛けてくる作品たちに魅入られた今こそ、この分厚い「教団X」を読む時が来たと言えます。
夏休みというまとまった時間に、分厚く重いテーマの本を読む、なんて贅沢!

教団X

教団X

 

 

コンビニ人間 村田沙耶香

単行本で出ている作品は全て読んだ村田沙耶香さん、芥川賞受賞おめでとうございます!
「殺人出産」「消滅世界」と家族や出産を問い掛ける小説が続けて出版されていましたが、今回はコンビニでバイトをしている女性が主人公とのこと。村田さん自身もコンビニでバイトを続けているそうなのである意味自伝的なのでしょうか。
今までずっと図書館で借りていたよくない読者ですが、記念すべきこの作品を是非買って手に取ろうと思います。
常識、他人の目、こうあるべき、を打破したい人にお勧めな村田沙耶香作品をこの機会に!Kindleでも買えるのは嬉しいですね。(でも本を買いそうな私)

コンビニ人間 (文春e-book)

コンビニ人間 (文春e-book)

 

 

職業としての小説家 村上春樹

村上春樹の自伝的エッセイ。ファンではない、けれど気になる作家村上春樹。好きな人も嫌いな人も興味のない人も、現代でこれだけ人を惹きつけている作家のことを知ることは、現代文学を知る一つの手掛かりとなりそうな本。
刊行時に手に取りそびれ1年経ってしまいましたが思い立ったが吉日です。
夏休み、旅行気分、と考えると、昨年末に刊行された

を旅の移動中に読むのもよさそうです。

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 

海外文学

ニュークリア・エイジ

海外文学好きの友人が、私でも手に取りやすそうな、物語性、ドキュメンタリー要素の強い小説をいくつか紹介してくれたのですが、その中の1冊。
ヴェトナム戦争の話、とのこと。重そうですね…。それでも夏のこの時期にそういった題材の小説を読むのは悪くない気がします。

ニュークリア・エイジ (文春文庫)

ニュークリア・エイジ (文春文庫)

 

 

パルムの僧院

大学卒業時に、同じ時に退官する恩師が、研究室を片付けておられて、本を教え子に譲っておられました。
研究者の卵でも何でもなく、先生から本が欲しい!だけの気持ちでねだったところ、alphaちゃんが好きそうな海外文学と言って譲ってくださった本なんですが、えっと、15年以上積読してきましたごめんなさいごめんなさい。
Amazonのあらすじによると激しい恋の話のようですね。恋愛小説好きなのに恋愛小説をここまでピックしていませんでした。夏こそ恋の話もよさそうです。Kindleでも読めるので私と一緒に読みましょう。(何様)

 

パルムの僧院(上)(新潮文庫)

パルムの僧院(上)(新潮文庫)

 

 

パルムの僧院(下)(新潮文庫)

パルムの僧院(下)(新潮文庫)

 

 

近代文学

吾輩は猫である

ベタな日本近代文学を読んでいない国文学ゼミ出身なの、Web関連の仕事しているけど自分サイトを持っていない感と似ていますね…
実はほとんど漱石スルーしてました(恥)。ブログの言葉選びと文学の言葉選びは異なるところもあることは理解した上で、それでも私は日本文学を下地にした言葉を使える人でありたい。
そう考えると漱石の作品は主なところは読んでおきたい、という想いです。
有名で猫が主人公のこの作品は手軽に読めるのではないでしょうか。

吾輩は猫である

吾輩は猫である

 

 

人間失格

文庫フェアで去年買って途中で読むのを止めてしまった作品。現代作家は割と太宰治をよく言う傾向にある気がするのですが(社会現象になった綿矢りささんや又吉さんが言っているからそう聞こえたのかな)全然かすりもせずに大人になってしまった私。
今読んでも1つの文学作品としてしか捉えられない気がしますが、それでも読まないよりはいいのかな、と。名作に触れてこそ夏休み!

人間失格

人間失格

 

 

ビジネス書

嫌われる勇気

本当は、自己啓発書の類はあまり好きではありません。自己啓発書に頼るより文学作品を読んで自己を見つめたい。そんなあっさり悩みなんて解決せーへんやろ、という冷めた目なのかもしれません。
けれど、一方で、時間がない社会人が、簡単な方法で日々が少し楽になるのならばそれもありかも、とも考えます。
新しい環境で仕事を始めて1ヶ月。仕事よりなにより、社会生活への適性が落ちているなと感じた1ヶ月でした。対人力(それがコミュニケーション能力なのかしら)というか。そんな現状を打破するために読んでみたい本。

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

再就職して思うことは、私、切り替えが下手だな、ということ。仕事のストレスを家に引っ張ってしまう。これじゃあもったいない。
あるところで紹介されていたこの本を是非手に取って夏休み明けからはリフレッシュして仕事したいものです。

 

いちばんやさしいWordPressの教本

ブログ会合宿での刺激と、Webを専門にしているわけでない方が自サイト構築のためにWordPress勉強してちょっとなら触れます、という話を立て続けに聞いたこともあり、いい加減WordPress使える人になろう、と決心した夏(1年ぶり3回目)。
いちばんやさしい、これ重要。できないことじゃなくやらないことが恥ずかしい、をモットーに勉強します。

個人的にはWeb関連の本は何を読んだらいいのだろう、とちょっと迷子状態です。でも!Kindle Unlimitedで読める本をブログ会の精鋭hatsukaちゃんがリストアップしてくれています。(入れ替えがあったというのも目にしたので、読めなくなっているものもあるのかしら…)いっそのこと読んだことのない本、伸ばしたい分野の本を手当たり次第読んでしまうのも1つですね。

hatsuka.info

 

ここに挙げている以外にも読みたい本、買いたい本、積読本、がありますが
そして図書館で予約している本も夏休みで回転がよいのか、いくつも借りられそうで、嬉しい悲鳴をあげています。
この1週間でどれだけの世界を覗けるのか、新しいことを覚えられるのか…いい夏休みにします。

皆様もよい夏休みを。