alphaのときどきブログ

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

Webサイト、これからどうなるの?-キーワードから探るWeb制作の未来像-を発注側の立場が読んだよ!

9月20日に発売された「Webサイト、これからどうなるの?-キーワードから探るWeb制作の未来像-」
Webの最新情報がまとめられていると聞き、これは必読と思って手に取りました。
10月頭には読み終えていたのですがようやく感想をアップします。

こんな立場の人が読みました

その前に、感想を書く私という人間の現在の状況を簡単に

  • 2015年3月まで制作会社のWebディレクターとして10数年働く
  • ニート専業主婦期間を経て2016年7月より教育関連の会社で働き始める(現在進行形)
  • 現在の会社ではWeb以外の広報物も含めた発注側
  • 現在の会社ではWebに詳しい人がいないからと採用され部署でアドバイザー的な立ち位置
  • Webの制作現場は離れて久しいけれど、Web制作会社とやりとりすることはそこそこあり
  • 1年たって現職でのやりがいも感じてきたけれど、離れてWeb業界の魅力も感じていて細々と情報収集継続

このような状況なので、次の2つの理由からこの書籍を手に取りました。

  • 現場を離れてほぼ2年経過しているため、最新のWebを取り巻く状況を整理された情報で知りたい
  • 発注側として知っておくべきことを知り、必要な情報は部署で共有したい(読みやすければ部署で回覧したい)

なので、この感想は、制作現場にいる人ではなく発注側の立場の人が読んだ感想になります。

読むにあたってWebの基礎知識はベースに必要

書籍については出版社のページで簡単に紹介されていますので
書籍の雰囲気を見ることができます。

内容は大きく5章に分かれています。

Chapter 1 Webデザイン・コーディング
Chapter 2 Webディレクション
Chapter 3 SEO・Webマーケティング
Chapter 4 システム・プログラミング
Chapter 5 制作ワークフロー

中身も、図解が多用されていて、色使いも明るく、1~2つの用語説明に対して、1ページ見開きというシンプルな構成なので、
Webサイトの担当になった発注側の人でも手に取ってみようと思えるつくりだと思いました。

ところが!

個人的にはまだまだWeb業界のこと分かるぞ!の心意気で前から順に読み始めましたが、
正直…デザイナー/コーダー/プログラマーといった作る人を経ずに最初からディレクターでキャリアを積んできたには難易度が高いページもありました。
例えばChapter 1のDOMとかJSONだったり、Chapter 4のSPAとPWAだったり。読みましたが今も説明できません…。

これは部署で回覧して読んでもらうのは難しいな、と判断しました。
発注側で読むならば、Webの制作現場にいたという下地があるか、
そうでない場合はWeb担当としてどっぷりWebを勉強・経験している立場でないとすっと言葉が入りにくいと思われました。

辞書的に使っちゃおう

発注側であれば、これからWebサイトの担当になったから勉強に読む、場合にはいきなりこちらを読むのではなく
初心者向けの本を読んで(そういったおすすめができたらよいな…私の場合前者のWeb経験者ゆえのベースがあるので…)
それから発展としてこちらを読む方が理解できそうなので、おすすめです。

もしくは、全部を全部いっぺんに理解しなくてもいい!

先ほど書いたように「1~2つの用語説明に対して、1ページ見開き」なので、
制作会社さんとの打合せ時に出てきた分からない言葉を後から辞書的に引くように使うこともできます。
知ってる知ってる!と思っていた言葉について、この書籍を読むことで、あ、曖昧な理解をしていたなと気付くこともありました。
SSL/TLSとか、KGI/KPIとか(小声)
個人的にアドバイザー的な立場ゆえに、部署で質問を受けることがあるのですがこれまで独自解釈で説明し過ぎていたかも…!と。

それから、制作会社の立場にいたときに、発注側に「もっと私たちの気持ち分かって…!」と思っていたこと(思っていただけで説明しなかったらそりゃあかん)も書かれているので
相手の立場も慮り、お互いいい関係となりいいWebサイトを作ることができたらいいですね。

長々書きましたが、発注側も読んだほうがいいと私が思う理由は3つ。

  • 基礎知識を付けてから読むと発展的にWebサイトへの理解が深まる
  • きっちり読み通さなくても、辞書のように使うこともできる
  • 制作を取りまく状況の理解の助けになり、発注先といい関係が築くきっかけになる

まえがきでも発注側の人たちを含めて多くの人に目を通してほしい、と書かれているので
少し難しい、と書いてしまいましたが(でも嘘はつけない)手にして、もっともっとWebサイトを取りまく状況がよくなるといいな、
自分も発注側からそういった仕事ができるといいな、と考えています。

最後に、一個人として

とタイトルに偽りなきよう発注側として読んだ感想と読むべき理由を書きました。

現職の立場をとっぱらって一個人として読んだ感想は、

  • 2年のブランク恐ろしい知らんこといっぱい増えてる
  • Webディレクターとして転職するには勉強することほんといっぱいやな
  • やっぱり興味深く読んだのはChapter 2 Webディレクション、Chapter 3 SEO・Webマーケティングで志向(嗜好?)はっきりしてるな

でした。
ただ発注側からWeb業界を眺めている現在は新たな視点や考え方も生まれているので、その視点を強みとしながら、勉強もしていければと思います。

Webサイト、これからどうなるの? キーワードから探るWeb制作の未来像

Webサイト、これからどうなるの? キーワードから探るWeb制作の未来像

 

 

コウノドリの無料配信を一気見している話

今更ですが

ドラマ真っ盛り主題歌タイアップでミリオン連続の90年代に学生時代を過ごした割にほとんどドラマを見ずに過ごしてきました。
考えられる理由として

  • 親が見ないから自動的にみない
  • 軽度難聴なので台詞を追って楽しめない
  • 毎週同じ時間に同じことをすることが苦痛

といったところがありました。気楽なことでさえ習慣化が苦痛ってどれだけなんでしょうという気がしますが。

しかし!今更ながらコウノドリ2にハマりました。2015年に1が放送されている時は、マンガの方だけ読んでいればいいわーと冷めていたのですが…。
とりあえず初回録画して家事しながら見てピンと来なければ次回以降見なければいいやと思って見たところハマってしまいました。
王道J-POPがすき(でも最近はもう昔の音楽しか聞いていないかも)ゆえに某歌手さんと別れたと聞いてイメージの悪かった星野源さんがかっこいい!!ちょっとそう思う自分が予想外でした。。
と言ってもあまり役者萌えする方でもないので、何やかや産婦人科・出産の熱い現場(きれいごとだけではない)のを擬似で見られるのに胸を打たれているのが大きい気がします。


無料配信を一気見!

これは話は原作で読んで知っていてもまた違う角度から体験したい!
2015に放送されたシリーズをレンタルでもしてくるかな…と考えていたところに朗報が。
10/31(火)(今日!)までTBS Freeのアプリを入れると無料配信している、と。
29(日)に知ってほとんど使っていなかったiPadminiをフル稼働で見続けています。
さすがにWi-Fiがないとつらいので会社の昼休みを使えないのは残念ですが。。
急に冷えたので布団の中で見ることもできるのもまたよし。

www.tbs.co.jp

一気見して気づいた日々の時間浪費

というか、日々まとまった時間がない、、、と言い訳しがちなのですが、それは嘘ですね。
恐らく初回と最終回以外は自社番組広告等の広告込みで45分なのですが、無料の間に全部見てしまいたいと思うと、家事の合間やリラックスしながらだったりで、1日に3~4話(45分×3~4話)見る余裕があるとは…。
ちょっと驚きました。普段いかに無頓着に過ごしていたということを可視化された気がします。
まだ2話ほど見終えていないので今日はそれに集中しますが、時間がないのではなく作っていないのだわーと気付いたのでやりたいことをどんどんしていけるといいなと思った次第です。

今更インスタを使い始めた話

インストールはかなり初期からしていたけれど

体感としてはここ1年ぐらいにテレビでインスタが取り上げられると、もやもやしていました。
私の中でインスタ(Instagram)は2010年代初めに知る人ぞ知るアプリで、おしゃれな写真がアップされていて大衆じみていないところがいいなと思うと同時に
写真センスのない自分にはハードルが高いな、という存在だったのに、何だか大衆的になってしまって、という自分がおいていかれた感のもやもや。
勝手にハードル高く設定して消極的になっていたのに、そんなハードル気にせず使いたいものをどんどん使っていく人たちがいるということに取り残される危機感を覚えました。
それでも、一応入れてはいたけど、写真を熱心に見るタイプではなかったので、ほとんど起動していませんでした。

話が横道にそれますが、東京に住んでいた頃、デザイナーの知人に「東京で一番おもしろい美術館は東京都写真美術館、企画イベントがない時でもフラッと行って楽しめる」
と勧めてもらいました。けれど結局行ってないです(小声)
本当に興味がない場合ってここまで無関心になれるんですね…(怖)

阪神タイガースが公式アカウントを開設した!

このようにインスタは入っているけれど起動をほっとんどしていなかった!のですが!
今年の5月に阪神タイガースが公式インスタを開設してました。最初のころは、阪神も流行りに乗るのか…と冷めた気持ちで(でもチラッっと気にしながら)いたにもかかわらず、気が付いたらフォローしていました。
そして日々アップされる写真と広報さんがつけているコメントを見るにつれ、インスタブームに取り残されていた私が、すっかり毎日インスタを起動するようになりました。
企業公式のSNSの大半は宣伝色が強く、各SNSの特性を生かし切れないでどのSNSを見ても同じような情報しかないことが多いという先入観をずっと持っていました。
ですが、この阪神タイガースInstagramFacebookTwitterが情報発信がほとんどなのに対し、それらとは違って、
自然にファンへの距離を縮めようとしているような気がします。押しつけがましくないのに、何だかふところに飛びこんでくる距離感が心地よくて毎日見ている気がします。

阪神タイガースインスタのここが好き!

  1. 今まで見られなかったゆるーい選手の雰囲気がみられる!
  2. 選手だけじゃない、コーチは勿論、裏方さんやマスコットの姿も!
  3. 広報さんのあたたかいコメント

1.2.は公式Instagramゆえ手持ちの強力なコンテンツをうまく生かしている部分です。

個人的には野球選手は試合で活躍してなんぼだと思っていますし、ファンサービスがいいから成績が悪くてもいいなんて全く思いません。
成績よければ性格悪かろうがどうでもいいです(社会人としての最低限のモラルやマナーは持っていて欲しいですが)。
と、私の応援スタンスはそうでしたし、基本は今もそうです。TV観戦がメインなのでサインももらったことないですし。
それでもプロ野球は興行である、という意見もまた一つです。
私は選手個別のファンというよりは阪神タイガースのチームのファンの側面が強いのですが、それでも、
普段見られない練習中の選手やコーチの様子を見ると、いい雰囲気でチームがまとまっているのかな、と思えて安堵しました。
これまでWeb関連で受講してきたセミナーで「ビジュアルの重要性」は何度も聞きましたし、仕事としてはそれは重々承知していましたが、
一ユーザー・一ファンとして、ビジュアルの持つ力を改めて実感しました。

そして私が虜になったのは意外に3.のコメントの力が大きいのではないかと思っています。
広報さんつけているようですが、写真に付いているコメントは誰か(自球団の選手チームメンバーは勿論他球団も)をけなしたり煽りもしません。
あったかいのですが、堅苦しさもない!
この塩梅って割と難しい。ブログ書くとそれはめっちゃ思います。

そして写真もコメントはターゲットが明確で、新規ファン獲得ではなくて既存ファンがもっと阪神タイガースを好きになるように運営されていると感じます。
阪神タイガースはもともとファンが多いコンテンツという強みはあったでしょうし、阪神タイガースだからフォローしているユーザーも多いでしょうが、
私個人に限れば、今の雰囲気のアカウントでなければ、特にフォローもせず、気が向いたらまとめて見るだけで満足していたんじゃないかな。


インスタがきっかけで買い物もした!

広報さんのコメントと中継ぎのマテオ投手とのやりとりや写っている写真が素敵!!
なので思わず6月にはマテオのタオル買っていたもんね!!
自分がインスタに影響されて購買行動に出るなんて正直少し前までは考えもしませんでした。

www.instagram.com

1,080円だけど。
さらに買った日に打たれたけど。

って首位決戦(一応な)でサヨナラ負け二夜連続した後だけど。

これがきっかけでインスタ自体を使うようになった

そして、阪神タイガース公式アカウントがきっかけで、起動するようになり、写真を見ることの楽しさを覚えました。
今でも阪神タイガース関連がメインはメインですけど(インスタ女子とは違い過ぎるw)、
ファッションやインテリアや家事に関することだったり、何かヒントが欲しい時にインスタで検索するようになりました。
写真は苦手、興味ない、と頑なにならなくてもよかったやん…と過去の自分に言ってあげたいです。
さすがにアップしたいな、という写真を撮るのはまだまだできてなかったりするのでほとんど閲覧専門ですが、
写真を見る楽しさをこのタイミングでも知れたのは今後の自分のキャパシティに幅ができるんじゃないかな、と楽しみです。
苦手なことは好きなものがきっかけで入るの、当たり前すぎるけど、いいきっかけ。

最後に

そして今日こそ阪神タイガース勝て!!!←今日の結論。