alphaのときどきブログ

Webにちょっとだけ関係した仕事をはじめた元Webディレクター兼業主婦が徒然と書くブログ。読書記録、美術展の感想など。

先延ばしにいいことはないってこと

こんばんは、ブログ更新を先延ばしにしていたalphaです。何言っとうんや(神戸弁感)コイツ丸出しですが。

 

先週、学生時代によくしてくださった先輩の訃報に触れました。

先輩との思い出をはじめとする先週からの気持ちの混沌・変遷を術がなく、よくてポエムにしかならず(ポエムが悪いわけではないのですが)、書けば書くほどしらじらしくなりそうで、ここに記すことはしません。ブログ「ネタ」にしてしまうようで。その方とつながりのあった恩師も先輩もブログが更新されていないことも躊躇われる一つです。

 

ただひとつ自分事として書けるならば。

先輩と私は物理的には決して遠くない、いやむしろ近い距離にいました。年賀状では「近くにいるのでまたお会いしたいです」と毎年書いていました。

それでもここ数年ニート時間のあった私に対し、先輩が活躍されているのを知っていたため、お忙しいところ時間を取ってもらうことに遠慮をしていました。勝手に。

いつか、いつでも、お会いできるところにいるから。またいつでも会えるやろうな。

 

頭ではわかっていたつもりでしたが、わかっていませんでした。

「いつか」も「いつでも」も、実行しなければ「いつまでもない」だけなのです。

そしてそれが「永遠にない」こととなってしまいました。ありきたりの言葉ですが後悔しかありません。

 

 

 

先延ばしにせず会いたい人には会える時に会うことが大事やな、ほんまに…

それは人だけでなく機会も何でもそうなんやろね。

 

故人のご冥福をお祈りいたします。

持ち寄り飲み会が楽しい話。ただし食べ過ぎ注意

全く新年会をしていなかった私、1月の終わり、2月の始めに立て続けで新年会に参加しました。ボッチ組として嬉しい。
そして何故か全く違うメンバーでの会なのにいずれもお店ではなく持ち寄って飲むタイプの新年会になりました。
そういうことが続くのは私にしてはめすらしくかったので楽しかった思い出を記録しつつ持ち寄り新年会のススメ的なことを書いてみます。

(1)たくさん話せる

持ち寄り飲みのオススメ点はたくさんあるのですがいちばんはこれだと思います。
2回のうち1回は貸しスペースなところで、1回は友人宅で行いました。いずれも無限ではないのてすが、それでもお店とは違って、まず時間的なゆとりがあります。
そのため一つの話を突き詰めて話すことができます。いろんな話を次々とすることも勿論できます。
また、移動もしやすかったり距離感も取りやすかったりでたくさんの人と話すことができます。私は飲み会であまり移動をしない面倒くさがりなのですが(機会逃してるなぁ)、それでもお店で動くよりは動きやすいのでたくさん話せた気がします。

(2)個性の出る各自持ち寄りの品

お店で珍しい食べ物を食べるのも楽しい!のですが、持ち寄りの楽しいところのひとつに持ち寄るもので参加しているメンバーの好みやセンスが見えてくるのが興味深い点です。
個人的にプレゼントしてもらうと嬉しいものって自分では買わない素敵なもの派なこともあり、持ち寄りで普段食べないものや飲まないものに巡り合えるのがよかったです。家飲みする時に買うものはチョコかポテトかチーズか生ハムのローテなので…。どちらの新年会でも全部おいしかったけれど、餃子や手作りの大根サラダ、鴨鍋、と自分では思いつかないものを食べながら飲めてしあわせーな時間でした。
また私が持参したお手製黒糖梅酒も受けがよかった気がするので、嬉しかったです。漬けるのが趣味状態で余っていたので。
ちなみに鴨鍋のセットは電話かFAXでしかお取り寄せできない品だとか。肉厚もありおいしかったのでお客様を読んだ時に是非にしたいものです。
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(3)好きなものを飲んだり食べたりできる

2とは相反するようなメリットですが、持ち寄りなので当然自分の好きなものを食べて飲んでできます。飲む人もちょっと飲む人も飲まない人も気にせず好きなものが飲めます。
これは私自身がちょっと飲む人なこともあるかもしれません。ビールにちょっとワインに甘いお酒なら飲めるのですが、日本酒、焼酎、ウィスキーはほとんど飲めません。お酒はどうしてもお店によって守備範囲があるので、時に弱めのお酒があまりないこともあります。ビールは飲めるのでさほど困らないとは言え、選べるなら甘めの(お酒飲みには酒じゃないと言われるレベルの)お酒を飲みたいので。

と、どんなメンバーでも、私の思う持ち寄り飲み会のよさをあげてみましたが、他にも次のようなメリットもありました。

・勉強会、ワークショップをしてからそのまま飲むことができる

これは誰かの家ではなく公共の場の場合は、スペースが飲食を許可している場合に限りますが。
切替をするか否かは好みもあると思いますが、個人的には、場が変わらないことによる勉強の熱さをそのままお酒を飲みながら緊張なく質問できるようなビアハッシュの場、好きです。それに近い感じを味わえます。

一方で、持ち寄り飲み会の最大の欠点は、食べ過ぎてしまうこと。
いや単に節制できないだけなのでしょうか(そう言えばブログを続けられない人は自分を律せてないという指摘もありますね…)。
ゆっくり食べて飲むと意外にもう食べられないとはならずにだらだら食べて飲んでしまえるのです。おいしいのでつい食べてしまいます。
ただ昨年ピロリ菌由来胃炎が発覚したこともありあんまり負担をかけると翌日まで食欲が湧かず後からしんどくなっているので、次の持ち寄り会に参加することがあればセーブを覚えないとですね!

学生時代に戻った気分も味わえる持ち寄り飲み会、おすすめです!
こういった企画をしてくださる方が周囲にいることに感謝です。


LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展@京都国際マンガミュージアム へ行ってきました!

これは行きたいと思っていた、京都国際マンガミュージアムで開催中の「LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展」に先週末ようやく行くことができました。
今日はその感想記事です。

京都国際マンガミュージアムが京都の中でも割と交通の便のいい烏丸御池にあることは知っていました。
けれど、マンガは好きだけど王道少女マンガ好きで来ているため、好きなマンガの幅が狭いかも…と余計なことを気にして行きそびれていた場所です。
それでも、かつての少女マンガ雑誌りぼんが大好きだった「りぼんっ子」としてはこれは行きたい、と行ってみることにしたのです。

京都国際マンガミュージアムは廃校になった小学校の跡地を利用した施設のためグランドがあったりでノスタルジーを感じる雰囲気でした。
当日はコスプレイベントをしていたようで、気合を入れてコスプレしている人がたくさんいました。
このように一つの展覧会を開催しているのではなく複数のイベント、展示を実施していること、入ったら早々にマンガ関連のグッズがあることなど、既成の美術館とはまた違うつくりに驚きました。
そして肝心のりぼんのふろく展が開かれている場所にたどり着くのに迷ったために館内をうろうろしましたが、そこでまたびっくり!
マンガの歴史にジャンルを問わないマンガがいっぱいある…!!
何度も読んだけど読み返したくなる少女マンガや買っていたけど完結する前にその時は興味を失ってしまったらんま1/2や80年代のマンガや…!
京都国際マンガミュージアムへの入場料800円でマンガ読み放題なんて、専業主婦時代に知っておきたかったものです。
レンタルで借りると期間が気になったり家にいると他のことをして読めなかったりするので、読むことに没頭できる空間というのはいいですね。
小学校の建物のせいか、昔児童館でマンガを読んでいたことも思い出しました。

さて、ふろく展
入り口だけ撮影可になっていました。
この勉強机の空間がまさにアラサーアラフォーを狙っているような。
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(あっタイトルが切れてしまっている)

ふろくは何と1950年代のものから展示。戦後の少女マンガ雑誌の変遷が見てとれて興味深い。
リアルでは知らないけれどりぼんが売れてきた1970年代の乙女チック路線だったりも。
ふろくに制限があったのは今と違って「国鉄」(!!)で雑誌を運搬していたため、荷重量に制限があったことと関係するような解説もありました。そっか、運輸の違いか…。と。
そしてだんだん知っているマンガの増えていく1980年代の展示。
リアルタイムで読んでいなかった「ときめきトゥナイト」蘭世編のふろくは初めて現物を目にしたけど、ふろく一つでも手を抜かないイラストのクオリティの高さ。
ふろくの原画がありましたが、それを見ると当然なんだけどイラストはマンガ家が描き文字や装飾をデザイナーがあしらったものもあるとわかります。
解説に、当時のりぼんマンガ家はふろく用の三頭身のイラストを描けることも重要でしたとありましたが、確かにふろく絵はそうでした。マンガ中では大人っぽくシリアスな関係にある登場人物たちがコミカルにかわいく描かれていたりしたのが魅力的だったなぁ。
感激したのは私が初めて買ってもらえたりぼんの号のふろくも展示されていたこと。
それは大人っぽい絵柄が好きだった「星の瞳のシルエット」の香澄ちゃんスキップバック(名前は忘れてたのでこれを機に覚えて帰った)
写真禁止で撮れないのが無念ですが、イラストのかわいさ、サーモンピンクのちょっと小学生にしては大人っぽい色もさることながら、紙から角丸のフォルムの立体ができあがるのも衝撃でした。
案外使い道はなかったのですが笑、初めて買った雑誌のふろくということもあり捨て難かった記憶があります。
星の瞳のシルエット」関連は作者の柊あおいさんが京都国際マンガミュージアムにゲストで来られたこともあるからか、ふろくだけでなく、決められた金額を送ったら届く全員プレゼントいわゆる全プレや、懸賞の商品も展示されていました。
欲しかった懸賞商品がたくさんあり童心に返って欲しくなりました。電話機欲しかったりしたなぁ…!
ここは撮影したかったです。

他にも「ハンサムな彼女」関連も懐かしかったし、他のもああ持ってた!とか、レターセットなんかは自分が持っていなくても友達からこれで手紙をもらったことがある!とか、小学生にタイムスリップできる空間でした。
紙という制限がある中、レターセットやトランプにサイン帳に少し変化球な別冊に。
これだけイラストを描かれたマンガ家さんたちも、企画を出し続けてきた人たちも(編集ではなくふろくを作る会社から提案があったようです)たいへんだっただろうなぁ、とも思いを馳せました。

1990年代も途中になると買っていない時期のマンガになり、さらっと眺めるだけとなりました。やはり懐かしい時代のものを懐かしむために来ていたようです。

すっかり最近ではふろくがメインのような雑誌も増えていますし、それは出版不況の中でなされている工夫なので否定もしないのですが、ちょっとしたことでかわいいものが生み出されていく文化はこれからも残って欲しいものです。雑誌あんまり買ってないのにそんなことを言うのも勝手かな…

りぼんを読んでいたことがある人なら誰でも楽しめるふろく展、関西ではこの京都国際マンガミュージアムで2月5日まで!
ふろくを見た後、当時の懐かしいマンガも読めるのもラッキー感なので是非!

関西で行けなかった人にも朗報で東京でも巡回展が実施されるとか。更にスカイツリーでは大規模なりぼんイベントやっていて羨ましい限りです。関西にも来ないかなー。